(目的)

第1条　この要綱は、難病患者等の介護を行う者(以下「介護者」という。)が疾病等の理由により、当該難病患者等を一時的に家庭において介護することが困難になった場合に、医療法(昭和23年法律第205号)第1条の2第2項に規定する医療提供施設(以下「施設」という。)に入所させることにより、これら居宅の難病患者等及びその家族の福祉の向上を図ることを目的とする。

(対象者)

第2条　この事業の対象者は、琴平町内に住所を有する者で、日常生活を営む上で支障があり、介護、家事等の便宜を必要とする難病患者等であって次の各号に掲げるすべての要件を満たす者とする。

(入所の要件)

第3条　入所の要件は、介護者が次の各号に掲げる理由により対象者を家庭において介護することが困難であると町長が認めた場合とする。

(入所の期間)

第4条　対象者が入所する期間は、7日以内とする。ただし、町長が特別の理由があると認めたときは、更に必要最小限度の範囲内でこれを延長することができる。

(実施施設等)

第5条　対象者が入所する施設は、難病患者等の身体その他の状況及びその置かれている環境に応じて適切に保護することができる施設としてあらかじめ町長が指定したものとする。

(入所の申請)

第6条　対象者の入所を希望する介護者は、原則として入所を希望する日の2週間前までに、難病患者等短期入所申請書(様式第1号)、難病患者等居宅生活支援事業対象者個人票(様式第2号)及び診断書(様式第3号)を町長に提出するものとする。ただし、緊急を要する場合には、口頭により申請ができるものとし、入所後速やかに同申請書、個人票及び診断書を提出するものとする。

(入所の決定)

第7条　町長は、前条の規定による申請があったときは、その内容を審査するとともに必要な事項について調査を行い、施設の長(以下「施設長」という。)と協議の上、入所の要否を決定し、難病患者等短期入所決定通知書(様式第4号)又は、難病患者等短期入所却下通知書(様式第5号)を入所の申請をした介護者(以下「申請者」という。)に通知するものとする。

(入所の解除)

第8条　申請者は、入所の期間中において第3条各号に掲げる入所の理由が消滅したときは、直ちに町長又は施設長に申し出るものとし、申請を受けた町長又は施設長は相互にこれを通知するものとする。

(対象者の送迎)

第9条　対象者の送迎は、申請者の責任と負担において行うものとする。

(費用)

第10条　入所に要する費用は平成4年3月2日厚生省発老第19号厚生省事務次官通知「在宅福祉事業補助金の国庫補助について」の別紙「在宅福祉事業補助金交付要綱」の表による、この事業に係る基準額(以下「基準額」という。)1の(1)により算出した額(以下「費用」という。)とする。

(費用の負担及び支払)

第11条　費用の負担及び支払は、次の各号に掲げるものについて当該各号に定めるところによる。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか事業の実施について必要な事項は、町長が別に定める。