○琴平町職員の再任用に関する事務取扱要綱
平成27年1月8日
告示第1号
(目的)
第1条 この要綱は、地方公務員法(昭和25年法律第261号。以下「法」という。)及び職員の再任用に関する条例(平成12年琴平町条例第4号)に基づき、琴平町が再任用する職員(以下「再任用職員」という。)の任用事務等に関し、必要な事項を定める。
(再任用職員の任用形態)
第2条 再任用職員の任用形態は、法第28条の4第1項に規定する常時勤務を要する職(以下「フルタイム職」という。)又は法第28条の5第1項に規定する短時間勤務の職(以下「短時間勤務職」という。)とする。
2 フルタイム職にある再任用の勤務時間は、休憩時間を除き、4週間を超えない期間につき1週間当たり38時間45分とする。
3 短時間勤務職にある再任用の勤務時間は、休憩時間を除き、4週間を超えない期間につき1週間当たり31時間とする。
(再任用期間及び任期の更新)
第3条 再任用職員の任期は、原則として4月1日から翌年の3月31日までの1年とする。
2 町長は、本人の同意を得た上で1年を超えない範囲において、任期を更新することができる。ただし、退職年金の受給を開始する年度末を限度とする。
(再任用職員の勤務条件等)
第4条 町長は、再任用職員の所属、勤務形態及び勤務時間等について、別表第1に定める勤務形態を原則として、担当させる職務の内容及び当該職務を執行する上での必要性等を総合的に勘案して決定する。
2 再任用職員の職務の級は、次のとおりとする。
(1) 職員の給与に関する条例(昭和30年琴平町条例第17号。以下「給与条例」という。)第3条別表第1の給料表の適用を受けていた者の職務の級は、別表第2の左欄に掲げる給料表及び同表中欄に掲げる退職時の職務の級の区分に応じそれぞれ同表右欄に定める職務の級とする。
3 再任用職員の給与については、前項に定めるもののほか、給与条例及び職員の特殊勤務手当に関する条例(昭和34年琴平町条例第3号)の定めによる。
4 再任用職員の旅費については、琴平町職員の旅費に関する条例(昭和30年琴平町条例第18号)の定めによる。
5 再任用職員の服務については、給与条例の適用を受ける職員の例により、任命権者が定める。
(制度の周知)
第5条 総務課長は、再任用にあたっては、関係職員等に対して、あらかじめ制度の概要、勤務条件及び再任用の手続き等を周知するよう努めるものとする。
(再任用希望者等の受付)
第6条 再任用を希望する者は、町長の指定する日までに、再任用申出書(様式第1号)を町長に提出するものとする。
(再任用の選考)
第7条 再任用職員の適正な任用を行うため、再任用選考委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
2 委員会は、委員長及び委員をもって構成し、次の者をもって充てる。ただし、総務課長が再任用を申し出た場合は、補欠委員を町長が指名するものとする。
(1) 委員長 町長
(2) 委員 副町長、教育長、総務課長
3 町長は、前条の規定により再任用の申出があったときは、次に掲げる事項を総合的に勘案し、面接その他必要と認められる方法により選考を行うものとする。
(1) 退職日以前(再任用希望者が在職中である場合は、退職予定日以前。以下同じ。)3年間における勤務実績
(2) 再任用に係る職務遂行に必要な知識、経験及び技能の保持状況
(3) 健康状態
(4) 勤労意欲及び職務に対する適性等
(5) 資格の有無
(6) 職員の配置状況及び業務管理上の必要性等
4 前項の規定による選考を行うにあたっては、再任用希望職員が次のいずれかに該当する場合には、選考から除外する。
(1) 退職日以前1年間において分限処分を受けた者
(2) 退職日以前2年間において停職以上の懲戒処分を受けた者
(3) 退職日以前2年間において欠勤がある者
5 町長は、委員会の選考に基づき再任用に係る職員の候補者(以下「再任用候補者」という。)を決定した場合は、再任用希望職員に対し、再任用選考結果通知書(様式第2号)により選考結果を通知するものとする。
6 総務課長は、再任用候補者と再任用候補者の配属予定の所属の長(以下「配属予定先所属長」という。)と協議し、当該再任用候補者の勤務内容等を決定するものとする。
7 町長は、再任用候補者の所属及び勤務内容等が決定したときは、配属予定先所属長を経由して、当該再任用候補者に対し、再任用内定通知書(様式第3号)により通知するものとする。
(任期の更新等)
第8条 任期の更新を希望する再任用職員は、町長の指定する日までに、再任用申出書(様式第1号)を町長に提出するものとする。
(再任用等の辞退の手続き)
第9条 再任用候補者又は再任用の任期の更新が決定した者で、再任用又は再任用の任期の更新を辞退する者は、所属長に再任用辞退届(様式第5号)を提出するものとする。
2 前項の規定により再任用辞退届の提出を受けた所属長は、速やかに町長に提出するものとする。
(退職)
第10条 再任用職員の任期が満了したときは、別に通知することなく退職となる。
2 再任用職員は、任期の途中において、自己の都合により退職しようとする場合には、所属長に退職願を提出しなければならない。
(その他)
第11条 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この要綱は、平成27年1月8日から施行する。
附則(平成31年3月6日告示第8号)
この要綱は、公布の日から施行する。
附則(令和4年3月29日告示第32号)
(施行期日)
1 この要綱は令和4年4月1日から施行する。
(経過措置)
2 改正前の各要綱に定める様式は、当分の間、使用することができる。
附則(令和4年3月31日告示第46号)
この要綱は、令和4年4月1日から施行する。
別表第1(第4条第1項関係)
勤務形態 | 勤務時間の割振り | 休憩時間 | 週休日 | |
勤務時間を割り振る日 | 勤務時間 | |||
フルタイム職 | 月曜日から金曜日までの5日 | 午前8時30分から午後0時まで及び午後1時から午後5時15分まで | 午後0時から午後1時まで | 日曜日及び土曜日 |
短時間勤務職 4日勤務 | 月曜日から金曜日までの間で4日 | 午前8時30分から午後0時まで及び午後1時から午後5時15分まで | 午後0時から午後1時まで | 日曜日及び土曜日に加えて、月曜日から金曜日までの間で1日 |
短時間勤務職 5日勤務 | 月曜日から金曜日までのいずれか1日 | 午前9時から午後0時まで及び午後1時から午後5時まで | 午後0時から午後1時まで | 日曜日及び土曜日 |
上欄を除く4日 | 午前9時から午後0時まで及び午後1時から午後4時まで |
別表第2(第4条第2項関係)
給料表 | 退職時の職務の級 | 再任用時の職務の級 |
行政職給料表 | 6級 | 3級、4級 |
5級 | 3級 | |
4級 | 2級 | |
3級以下 | 1級 |