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令和3年度施政方針

記事ID:0006560 更新日:2021年4月1日更新
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令和3年度施政方針

 令和3年度におきます新年度予算案をはじめ各議案の提案、ご審議をお願いするに当たり、私の町政運営に向けての施政方針と、主要施策の大要について申し上げ、議員各位並びに、町民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の猛威に、世界中が振り回された1年でした。我が国では、感染拡大への対策として、大規模イベントの延期や休止、全国の学校の臨時休業を要請、3月には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の延期が決定、さらに4月には緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛要請など、国民生活全体に大きな制約が生じることとなりました。
 本町でも、これまでに経験したことのない厳しい試練となり、新型コロナウイルス感染症に対する町民の皆様のための早急な支援策を講じることが、最優先課題となりました。
 4月に町内小中学校の臨時休業をはじめ、公共施設の休館、琴平町町制施行130周年記念事業をはじめイベント等各種事業の中止や延期を決定いたしました。なかでも、「第36回四国こんぴら歌舞伎大芝居」の開催直前になっての中止は、今思い出してもつらい判断でありましたし、町内はもとより多くの関係者に衝撃と経済的な影響を与えました。4月22日には「不要不急の来町自粛」を発し、金刀比羅宮も立入禁止となるなど、昼も夜も人気のない街並みの門前町となりました。5月25日には全国での緊急事態宣言が完全解除となりましたが、自粛ムードは依然続きました。この間、国からの1人10万円の「特別定額給付金」の給付事業、また、国からの「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用し、町内事業者への「ことひら事業応援金」や18歳以下の子供たちやひとり親家庭への給付事業ほか、様々な町独自の支援策を講じ、なんとか町民の皆様には、頑張ってほしいと取り組みました。また、感染拡大への対策は一刻も早い対応が求められていたことから、補正予算の決定におきましては、専決処分で町議会の皆様にも多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、改めて感謝申し上げます。 

 7月以降、GOTOトラベルなどのキャンペーン効果により、特に秋以降は多くの観光客が戻り、かなりの地域経済は回復基調でありましたが、12月になって、第3波の感染拡大を抑制するために、一部の都道府県で緊急事態宣言下により、再び全国的に自粛ムードが年末年始に押し寄せ、残念ながら、現在に至りましても、このコロナ禍解消の見通しは立っておらず、依然として観光・飲食業をはじめ、多くの事業者が厳しい経営環境であり、あわせて町民の収入にも及び、町税収入にも影響が出る見込みであります。第3波の感染拡大が落ち着きつつあり、各地の緊急事態宣言も徐々に解除され、ようやく始まりましたワクチン接種と感染拡大防止対策、また、各GOTOキャンペーン再開による経済活動の回復に大いに期待しているところであります。難しいハンドルさばきではありますが、何とか早期の打開を期待するところです。

 町では、待望の琴平中学校の新校舎、新体育館の利用が開始され、真新しい白亜の殿堂で学ぶ生徒たちの姿は、明るい光を感じます。令和2年度の旧校舎・旧体育館の解体並びにグランド整備、外構工事も順調に進んでおり、今月下旬には、竣工の見通しとなっております。ご理解ご協力をいただきました関係者各位に感謝申し上げます。

 旧金毘羅大芝居、金丸座の「令和の耐震対策工事」は、昨年10月から始まり、令和3年度末までの工事となりますが、コロナ禍により工事遂行を優先し、当初予定しておりました工事中の観覧や4月の歌舞伎公演も取りやめとなりましたが、現在は大過なく進めております。

 ソフト事業では、県内で2番目の医療費の支給を高校卒業(18歳)までの間の引き上げを8月から開始し、5歳児の歯科検診、フッ素塗布事業、高齢の重度心身障がい者等医療費受給者への自動償還方式への変更、農業対策として農地維持管理補助金事業と町独自の事業もスタートいたしました。

 こうして振り返りますと、人と人との交流や集まりがなくなり、様々な会議や意見交換会で、情報の共有化や現場の生の声をお聞きしながら町政運営にも反映してまいりましたが、書面決議やウェブ会議が多くなり、なかなか情報が限定的になってきているようで懸念しております。一方で、SNSなどから新たなつながりが広がる、また、コロナ禍だからこそ思い切って、今まででは考えられない新たな事にも挑戦できるというメリットもあります。コロナ禍で出来ないこともたくさんありましたが、ただ止めてしまわずに、逆転の発想で、コロナ禍だからできる、縮小してでも、やり方を変えてでも、前向きに考えて取り組むように指示してまいりました。この「何とかやってみよう」という方針は新年度においても引き続いて、厳しい中でもトライしてまいる所存であります。

 

【施策の大要】

 新年度では、私のスローガンでもある「小さくても、みんなが笑顔で、幸せを感じるまち」を実現すべく、3つの目標「笑顔で元気なまちづくり」、「にぎわいのあるまちづくり」、「安全・安心なまちづくり」を掲げ、琴平町の新たなまちづくりに取り組みます。

 公共施設の適正配置並びに整備につきましては、小学校の統合、こども園化、庁舎整備など取り組む課題も多く、これらを進めるにあたり、新年度からは、地域整備課(公共施設計画整備室)を主担当とし、計画の立案、実施、関係各課との調整など全庁的に取り組みたいと考えています。議会、教育委員会など皆様に対し、提示が大変遅くなっておりますことについてはお詫びいたしますとともに、今後の取り組みに対しまして何卒ご理解とご協力をお願いしいたします。

 

笑顔で元気なまちづくり(保健・福祉・教育・文化・町政運営)

 町民誰もが心身ともに健康で、生きがいを持って元気に活動することが本町の活力につながることから、地域住民の健康増進及び健康寿命の延伸を目的に活動をされている健康応援隊を支援するとともに、特定健診受診率向上を目指し、特定検診未受診者対策事業に新たに取り組みます。

 また、新型コロナウイルス感染症への対応につきましても、関係機関と連携しながら、ワクチンの接種体制の整備を進めるとともに、感染拡大の防止と住民の皆様の不安解消に努めてまいります。

 さらに、若者の未婚化等の抑制及び改善や、未来を担う大切なこどもたちが地域で健やかに成長し活躍することができるまちを目指します。新婚世帯が新生活を送る上での経済的な負担の軽減を図るための、若者定住促進家賃補助事業や若者住宅取得助成事業を実施するとともに、18歳までの医療費支給事業、5歳児の歯科検診、フッ素塗布事業などに引き続き取り組んでまいります。

 生涯にわたり学び続けることができる教育のまちづくりにつきまして、社会の在り方が急激に変化する今、グローバル化やデジタル化が進む中、情報化の進展や人工知能(AI)の飛躍的な進化、少子高齢化や家族構成の多様化など、教育現場は様々な課題に直面しております。

 コロナ禍のもと、学校教育の充実、青少年の健全育成、生涯学習、文化・スポーツの推進まで、誰もが生涯にわたり心豊かに学び続けることができる持続可能な教育の目標や施策の根本となる方針として2回目となる「琴平町教育大綱」(令和3年4月から令和8年3月)を制定しました。

 この大綱の趣旨に沿い、琴平町民が将来にわたって幸せで充実した人生や、よりよい社会・地域を創っていくための人づくりの指針となるように、学校・家庭・地域・行政が緊密な連携のもと政策を推進してまいります。

 平成29年度より始めました琴平中学校建て替え工事は、令和2年度末をもって完成し、国が進めております教育のICT化を目指すため、小中学校に一人一台の端末機器を整備し「GIGAスクールネットワーク構想」の構築ができるようにいたしました。引き続きコロナ禍のもと子どもたちが安全安心に学習を進めていくことができるような環境整備に努めるとともに、全ての子どもたちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの実現を図るため、各学校に学校運営協議会を設置し、地域と学校が連携・協働して子どもたちを育てていく体制づくりを進め、人的・物的面からも更なる環境づくりに努めてまいります。

 また、学校給食費の公会計化により教職員等の負担を軽減し、児童と向き合う時間を増やすことで、より良い教育環境の構築を図ってまいります。

 また、これまで続けてきている子ども塾、老人大学、女性教育、社会体育などの生涯にわたる事業を引き続き行ってまいります。

 さらに、旧金毘羅大芝居の耐震対策工事も本年度引き続き進めてまいります。

 また、本町には長い歴史の中で育まれ、今日まで守り伝えられてきた文化財が数多く存在しております。これらは町民共通の財産ですので、更なる活用を図るため、今年度、文化財専門員を、雇い入れることとしており、新たに発足する琴平町文化財保護協会とともに保存・活用に努めてまいります。

 

にぎわいのあるまちづくり(観光・経済)

 産業を元気にすることは、雇用を創出し、人口減少の抑制に寄与するなど、持続可能なまちづくりにおいて重要であることから、地域産業の活性化に向けた施策を推進してまいります。

 新型コロナウィルスの影響から、令和2年度に開催予定であった第36回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」について中止したほか、耐震工事等の影響から、第37回公演についても令和3年度の開催を見送ることとしました。伝統芸能で重要無形文化財でもある歌舞伎は日本各地で行われていますが、現存最古の芝居小屋にて、公演を主催している琴平町にとって、こんぴら歌舞伎は本当にかけがえのないものだと思っております。したがって、2年連続開催ができず、歌舞伎が下火になってしまってはいけない。歌舞伎の灯を絶やしてはいけない。そのような思いから、代替となるイベントとして、「四国金毘羅ねぷた祭り」を開催いたします。この事業は青森県弘前市との共同事業です。弘前ねぷたは、題材として「暫」をはじめとした歌舞伎の演目が題材となることもあり、歌舞伎との親和性は非常に高いものです。したがって、中止となった第36回公演の演目である義賢最期を題材に新たに描き下ろした高さ約8mのねぷたを琴平町内で運行させ、幻の第36回公演の復活・再現を図ります。そのほか、運行だけで終わるのではなく、各種関連イベントについても企画をするものです。

 また、新型コロナウイルス感染症で低迷している琴平町経済への対策として、スマホアプリやカードを利用した電子地域通貨のキャッシュレス決済サービス「KOTOCA」を導入します。これにより、町内におけるお金の地域内循環を促すことで地域経済を活性化させるとともに、非接触の推奨による新型コロナウィルス感染症対策にもなります。「おつりのいらないまち、琴平」を目指し、魅力・特色あるまちづくりを行っていきます。

 商店街の空き店舗対策につきましては、新たに事業を始める方を応援するための支援を引き続き行ってまいります。

 夜の賑わい創出、観光客の夜の回遊性向上への取り組みとしましては、町内をライトアップするイベント「こんぴら門前町・街あかりルネサンス」を継続することで、人の行き来のある活気あるまちを目指します。

 農産業の振興につきましては、町内にある農地の保全を目的に農地維持管理費補助金を計上するとともに、農産物の品質向上や販路拡大、地産地消を図るため、農産物等への支援施策を進めるとともに、販路開拓に向けたPR等も引き続き行ってまいります。

 

安全・安心なまちづくり(防災・環境・住民生活・インフラ整備)

 地震、水害等の自然災害や犯罪、交通事故など町民生活を脅かす事象に対し、関係機関との連携を深めながら、誰もが安全・安心のもと暮らすことができるまちを目指してまいります。

 子どもたちへの安全・安心対策として、新たに保育所・幼稚園・小学校に防犯カメラを設置します。

 深刻化する地球温暖化への対策につきましては、「ゼロカーボンシティ」に向けた取り組みの一環として、本町における温室効果ガスの現状分析をすべく、新たに二酸化炭素排出抑制対策業務に取り組むこととします。また、引き続き既存住宅への太陽光発電システム・蓄電池の設置などにかかる費用の一部補助も行ってまいります。

 町民生活につきましては、防犯灯や防犯カメラ設置の補助を行うとともに、高齢者の事故防止を未然に防ぐための安全運転支援装置に対する設置補助を引き続き行ってまいります。

 

【最後に】

 以上、令和3年度の施策の一端を述べさせていただきました。新型コロナウイルス感染症が一日でも早く収束するよう期待し、町の発展、町民の住民福祉向上のため、全力を尽くしていく決意を改めて申し上げまして、令和3年度の施政方針といたします。以上、私の町政運営における所信の一端と新年度の施策の大要について申し上げました。


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